深圳一泊二日の旅②♪
さて、前回の記事↓に引き続き、
深圳の旅第二段を更新したいと思います。
chinalvxingliuxue.hatenablog.com
深圳博物館
まずは、深圳市の福田区(Futian)にある歴史博物館です。
ご覧の通り、巨大なんです。この博物館。
この博物館には、滞在先の羅湖にあるホテルからタクシーで移動したのですが、
到着までにえらく時間がかかることとなったのです。
(普通に始めから福田区の博物館を目指していれば車で20分ほどです)
私「深圳博物館に行きたいです」
タクシーの運転手さん「深圳博物館?2つあるけどどっち?」
私(2018・19年版『地球の歩き方(香港・マカオ・深圳)』にも確かに旧館と新館の2つがあるって書いてたよなあ…でも旧館の方が近いし…よしっ)
私「旧館の方で!」
運転手「はいよ~!」
~旧館の所在地にあっという間に到着~
運転手「あれっ??ここなんだけど…ないなあ…」
~しばらく彷徨う~
運転手「あああ!!潰れてるよ!無くなってる!」
私「えええ!地球の歩き方には書いてあるのに(>_<)」
運転手「あれは小さくて古かったんだよ。よしっ!新館の方に行こう!あっちは綺麗でデッカいぞ~~?!」
~数十分で到着~
私「うわあああ!こりゃ本当にデッカいや!」
というわけで中に入ります。
3階建てです。
古代から現代までの深圳の歴史が、蝋人形や模型、年表、写真等の展示により、見て分かりやすい形で詳しく解説されています。
深圳の歴史自体が、改革開放以降で急発展したこともあって、近現代の経済資料の展示が主でした。
また、中国らしく、深圳でも抗日戦争の展示には膨大な力量を費やしていました。
(深圳は民国期には宝安県と称されていました。宝安県時期の抗日戦線や国共内戦関係の資料がなかなか豊富でした。)
上の写真を参照ください。
展示順路の通りに、ものすごい勢いでざっと見ただけでしたが、深圳の歴史が概観できる構成になっており、中国史に詳しくない人や、深圳の歴史を全く知らずにやって来た人には特におすすめです。
なんたって、入場料も無料ですし!
それにしても、こんなに巨大な博物館を建設できる文化財力がうらやましい……
深圳図書館
私はどこの都市に行っても業務上文教施設を訪れることが多いのですが、そうした情報はあまりガイドブックには載っていません。
深圳情報も増えてきてはいますが、図書館や本屋さんなど、文化施設の情報はまだ少ないですよね。
というわけで、この章では「深圳図書館」へのアクセス・使用方法を紹介してみます!
さて、深圳地鉄に乗って、3号線の「少年宮」で降りましょう。
EまたはD出口から出れば、すぐにわかります!
到着しました。↓入り口を探して入ってみましょう!
(↑警備のおっちゃんはいますが、何もしてない様子ですw)
見学するだけなら何の手続きも必要ありませんが、
記念に図書カードが欲しい!また来るかも知れないし!書庫資料が見たい!
というのであれば、図書館カードを作ることもできます。
中国人であれば、↑左の機械で微信(Wechat)を使って登録するのですが、
外国人はできませんから、受付で↑真ん中の登録用紙を貰います。
氏名・パスポート番号・連絡先等を記入し、パスポートと一緒に係員の人に渡せば、
↑右のREDER’S CARDを作ってもらえます。もちろん無料です!
外国人ということと、中国の住所や電話番号を所持していないということで、本の一定期間の貸し出しはできないカードです。
中国の番号や住所があって、本の貸し出しサービスを利用したい場合は、押金(デポジット)が別途必要となります。
以下は図書館内部の写真です。
深圳図書館は中国最大とも言われており、なんと6階建ての巨大施設です!
4階にはデジタルコーナーがあって、最新のパソコンやソフトを体験することもできました。
文化施設に巨額の投資ができるって、これこそ文明力ですよね…
完全に日本負けてきていますよ…
深圳書城
さて、深圳図書館と隣接しているのが、深圳最大の書店「深圳書城」です。
先ほど説明した「少年宮」の駅でおりると、地下から直接書城に到達することができます!
品揃えは……まあ普通の本屋さんですね。
ある程度の品は揃っていますが、めちゃくちゃ種類があるっ!てわけではないです。
まあそれも日本の状況と一緒ですね。
日本と大きく異なるのは、書城の二階がなんとレストラン街であることです。
お腹を満たしてまた立ち読み…なんてことができるのは素敵な環境です。
立ち読みと言えば、中国人はあまり立ち読みをしていません。
どういうことかと言えば、下の写真をご覧下さい。
なぜか皆さん座ってるんですよね(笑)
座ってるだけならこんなのは日常茶飯事、当たり前の光景です。
時々ゴロンと横になって、立ち読み?ごろ寝読み?をしてる人だっています。
慣れてくるので、驚くこともなくなりました。
深圳番外編ー女人世界・華強北の電気街ー
ところで、深圳は世界最大の電気街としても有名ですよね。
電気街を見学すべく、深圳地鉄2・7号線「華強北」へ行ってきました。
と、その前に買い物を…
これは「女人世界」という、女性服専門のビルです。
女性下着、洋服、小物のお店が所狭しと並んでいます。
安いチャイナ風の服を探しに行ったのですが、特段安いわけでもなく、あまり収穫はありませんでした。
でも、女性服がびっしりと並ぶ光景は圧巻でした。
さて、寄り道はここまでにして、本題の電気街へ。
一番?有名な「華強電子世界」に足を踏み入れます。
ここもビル内に所狭しと個人店が軒を連ね、多種多様な電化製品が販売されていました。
お客さんにはインド系の人が多い様子でした。
しかし残念なことに、この日は大半の店が閉店中。
何はあったのかは分かりませんが、テレビや雑誌で見るような活気溢れる様相を見学することは叶いませんでした(>_<)
一日の仕事が終わったあとに、「まあ少し見てみるか」と出かけただけだったので別に良いのですが…
次回訪問した際には、他のビル内にも潜入を試みたいと思っております!
おわりに
以上で私の深圳レポートは終了します。
深圳と言えば!?というハイテク産業については何も書いてありませんが、
食べ物と文化施設について少しだけ紹介してみました。
深圳という都市は1980年代以降に急成長した都市なので、
長く続いてきた上海文学や上海演劇といったように、
深圳文学などの文芸関係はあまり有名ではありません。
しかし、1980年代以降に深圳に移り住んだ人々が、
深圳という都市で経験したものを書物に綴り、
また深圳という都市の研究も盛んに行われはじめているのは紛れもない事実です。
ハイテク産業で大発展を遂げた深圳の文芸や文化研究が、これからどのように受容され発展を遂げていくのか、私は楽しみでなりません!!
よろしければポチッとお願いします♪